「非モテの世界は、あんたの想像を軽く超えてる」
From:蛙八湯之助
あんたがどんなにモテてきたとしても、
あんたがどんなに「女には困らない」人生を送ってきたとしても、
別の男の世界は、あんたの想像より遥かに深い。って話をしよう。
たとえばよ、「年間200万円、エロ動画に突っ込む男がいる」って聞いてどう思う?さすがに盛ってんだろって?そこまで使うヤツいるのか?って?いるんだよ。しかも、ゴロゴロとな。
“満たされない男”は、財布のヒモが存在しない
あんたは考えたことあるか?
「30歳超えて、女とまともに話したことがねぇ」男の気持ちを。
「デートなんて都市伝説」だと思ってる男の現実を。
「風俗に行く勇気すらない」男が、欲望を処理する手段を
こういうヤツらにとって、エロはただの娯楽じゃない。
「救い」なんだよ。

「救い」なんだよ。
だから、金を使う。女にモテる男はエロ動画なんか無料のやつで済ませるかもしれないし、マッチングアプリなんて使わなくても出会えるかもしれない。でも彼らにとっては「有料じゃなきゃ得られない理想の世界がある」。
推しのAV女優の新作が出た?即買いだ。
VRで彼女体験?そんなもん、買うに決まってる。
課金すれば“理想の会話”ができる?迷う理由がねぇ。
こういうやつらにとっちゃ「リアルの女に金を使う」って選択肢がないんだ。

モテるあんたの想像を超えた世界が、そこにはある。
だから、アダルトはエグいほど稼げる
アダルト市場になったとたん、客は、普通の消費者とはちがう。
- 洋服や靴なら「迷う」ヤツも、エロには迷わない。
- 家電なら「レビューを見る」ヤツも、エロには即決する。
- 高級品なら「考える」ヤツも、エロには考える前に金を出す。
こういう客がいるってことは、そこに宣伝や広告を流すだけで笑っちまうほど売れるって話だ。このジャンルを攻めるのがヤバいのはそういうことよ。
あんたは「金を払う側」でいるか?
それとも「金を受け取る側」に回るか?
この市場、どっちにいるかで、人生が変わる。
そして“擬似的なホール”に金を突っ込む男たち
年間200万円エロ動画に使うヤツがいるって話をした。そしてつぎに「疑似的な穴」ホールに男はいくら使うか?
適当に「数千円くらい?」とか思ったか?甘い!1万円のホールが飛ぶように売れるし、カスタマイズ可能なフルスペック仕様のドールなんざ、かるく50万円超えだ。さらに「本物の感触を再現!」って謳われた高級モデルの人形は、100万円超えも珍しくねぇ。
1回使ったらポイの使い捨てもある。洗って何度も使うタイプじゃねえ。1行為1,000円とかザラだ。しかも使い捨てだから何度も買う。
月に10個買うヤツ?普通にいる。年間で何十万円も?ゴロゴロいる。なんならダンボール箱で買う業者みたいな強者もいる。
「風俗に行った方がコスパいいんじゃね?」って?
それが違ぇんだよ。男たちの一部にとっては
リアルの女と会話するハードルが、
エベレストより高ぇんだよ。

「高ぇ」んだよ。
だから、デジタルとグッズに全振りする。疑似がリアルの代替になる世界に住んでるんだ。

「なぜ俺が、知ってるか」って?
それはな、俺がリアルなアダルトグッズ販売の現場を知ってるからよ。コスプレとかセクシーアパレルを扱ってるような成人向けショップあるだろ?あれの通販をやってるってことだ。
- オナホールの市場規模、何百億円
- 高級モデルのリピート率、バカ高ぇ
- 「もう違う次元」ってレビューが次々つく
正気かいな?って思うかもしれねぇが現実だ。どんなに「さすがにそこまでは…」と思ってもこれがリアルだ。この市場にはありったけのお金が流れ込んでんだ。
でな、俺が言いたいのは「孤独って悲惨よね〜」ってババアの井戸端会議みてぇな話じゃない。俺が言いたいのは、「この異次元の金の流れにせっせと供給するだけじゃなくそれ以上にそこから回収してる準備のイイ男たちがいる」ってことよ。そしてあんたも「受け取る側」になれるってことだ。
ただ指くわえて見てるだけか?それとも、その流れを呼び込む装置を作ってみるか?
なんで買うんだ?それが男たちのリアルよ

おもしれぇ話があるんだよ。
こんなふうに考えたことあるか?「1,000円の自己投資にはシブるのに、2,980円の4K動画には即決する男の心理」を。たとえばこんな状況だ。駅前のすこし大きめの書店に来た。そこで1,500円の「スキルアップの参考書」を買うかどうか悩むヤツがいる。
「本当に役に立つのか?」
「読む時間あるかな?」
「損したらどうしよう…」
なーんて、ウダウダ考えて、結局買わねぇ。
ところがよ、同じヤツが、

「次にこれを着せたら面白いな!」
っつって、2,980円のコスプレ衣装を即ポチる。
……バカじゃねぇのか?
でもな、理解できちまうんだよ。
いや、バカなんだけどよ、でも男ってそうなんだよ。その気持ち、俺はなんとなくどころか、自分のことのようにわかっちまう。
なぜか?
行動原理は「目の前の快楽」がすべて
利口なやつは「これを買ったら将来にプラスになるだろうか?」と考える。でもそんな利口な彼も、ひとたびスイッチが入ったら同じ人間とは思えねぇ、アホになる。
「これを買ったら、今気持ちよくなれるか?」
「これを着せたら、今興奮できるか?」
もう“今”しか見えてない。こんな経験あるかもしれない。
・仕事の質を上げるセミナー5,000円をケチるくせに、5,000円の飲み会は即決
・投資の勉強には金を出さねぇのに、宝くじにはバンバン金を突っ込む
・参考書1冊に悩むのに、推しのアニメグッズには迷わず金を出す
つまり人間は「役に立つかどうか」じゃなく、、
「ワクワクするか」「楽しいか」
で、動く生き物なんだよ!
本や勉強は未来の自分をよくするかもしれねぇが、コスプレ衣装は「今」ワクワクできる。セミナーは未来のためだが、飲み会は「今」楽しい。自己投資には1円も出さねぇのに、「今」手に入りそうなエロには躊躇なく金を出す。
俺は知ってるぜ、できるかどうか不確定だがおそらく7割は経験上いけるだろうと踏んだ男が、ホテルで部屋を選んでるところをヨ〜。Aタイプが安くてコスパいいけど、雰囲気つかむためにDタイプにしようかどうかって値段比べてるところ、「あれ、悩んでるところってダセエよな?」とか勘づいちまって、決断迫られて高いほうのボタン押しちゃうところをヨ〜ッッ!
本→「今」楽しくねぇから、買わない
コスプレ衣装→「今」興奮できるから、買う
行為→「今」気持ちよくなれるから、買う
これが、オレたち“立派な大人”の本質だ。
「理屈」より「感情」、「将来の不安」より「目の前の快楽」
誰だって未来のために「積み立て」た方がいいのは頭じゃ分かってる。だけど未来のための「理性」と、今この瞬間の「欲望」、その二択で最後に勝つのはたいてい後者だ。
その一方で家計簿の前じゃ真剣に悩むんだよ。「うーん、今月はちょっと使いすぎたかな?」「副業始めた方がいいかな?」って将来のために少しは節約したり勉強しようって考える。だがそんな考えも、友達から「今夜飲みに行かねぇ?」ってLINEが来た瞬間、吹っ飛ぶわけだ。
さて、マーケターを志す諸君。これがマーケティングをやるときの前提だ。目の前の快楽を握ったビジネスは強い。なぜならそれは「未来はあやふや」だからだ。未来の幸せなんざ保証されちゃいねえが「今、美味え」「今、気持ちいい」ってのは100%確実なんだ。
未来のために理屈こねるより、今この瞬間に「欲しい!」「楽しい!」って思わせるモンを売りゃあいいのさ。
どんなにバカバカしいもんでも関係ねぇ。おとなの玩具だろうがコスプレ衣装だろうが参考書よりも価値があるって感じさせちまえば勝ちなんだ。
だから商売やるならこうだ。まずは目の前のワクワクを売り込め!
俺たちがその「今ワクワク」だけで生きてたら、ただのカモだ
でも俺たちは、ワクワクで突っ走るんじゃなくて、仕掛ける側に回らなきゃなんねえよな。たしかに、目の前の快楽で動く、ってのが人間の本能だ。でもそこで終わっちまったら、ただの消費者で終わる。俺たちはその仕掛けを理解した上で、今も楽しみつつ、未来も作れる人間にならなきゃいけねぇ。
飲み会や趣味に金を出すのもいい。だけど、それだけじゃなく、将来、もっと自由に生きるための土台作りにも投資するクセをつけるってのが、ホントに賢い生き方なんだ。たとえば、地味でつまんねぇ勉強かもしれねぇが、それが将来の理想の暮らしを作るための一歩になるなら、それはただの努力じゃねぇ、未来の快楽へのチケットなんだ。
ワクワクを売るのがビジネスの王道
ここで賢いヤツなら気づく。世の中には「将来の役に立つ商品」なんていくらでもあるが、それを売るのはハードルが高ぇ。なぜなら未来を想像させるってのは難しいからだ。でも今すぐ楽しくなるモノなら、説明なんかいらねえ。
ほら、見てみろ。スマホゲームのガチャ課金○億円市場、コンビニのスイーツ激売れ、深夜通販の「腹筋電気マシーン」衝動買い。みんな「今すぐ試してぇ!」って感情に突き動かされてるんだ。だからビジネスを成功させたけりゃ、「今この瞬間にワクワクさせるモノ」を売るんだよ。
今すぐ快楽にフォーカスしてモノを売ればいい!
俺たちは「目の前の快楽」を利用しながら、賢く未来の自分も育てていく。
コスプレ衣装をポチるだけのヤツじゃなく、その衣装を買いたくなる仕掛けをつくってワクワクを作り出すヤツになる。
つまり、オナホ買って満足するだけじゃなく、そのオナホに人が手を伸ばすところ、こっちにも金が入るビジネスを考える側──そんな「仕掛ける人間」に進化する必要があるんだよ。
世の中の大半は、快楽を買う側だ。欲望に忠実で、それ自体悪いことじゃねぇ。
でも、俺たちは「その欲望を活用して潤う側、モイスチャーサイド」に行かなきゃなんねぇんだ。そっちのほうが、よっぽど面白いし、よっぽど自由だろ?
そしてここが肝心なんだが─、快楽だけを追っかけるのと「快楽を活用して人生をデザインする」のはまるで別モンだ。
人間がなぜそれを欲しがるのか、その奥にある本能を理解しちまえば、次はあんたが「ワクワクを作り出す側」に回れるんだ。
快楽は悪くない。でもそれをただ消費するだけの側じゃ、人生ずっと「客」のままだぜ?
さぁ、そろそろ席を立って、次のワクワクを仕掛ける側に行こうじゃねぇか。
ゆのすけ